香港について

香港の言語について

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香港が中華人民共和国に返還・移譲されてから、香港特別行政区基本法第9条により香港の行政・立法・司法の場において使用することのできる公用語は、中文と英文と制定されています。

今回は香港の言語についてご紹介いたします。

1.香港の公用語

香港の公用語は、中文と英文です。

基本法の公用語規定では、「中文」(Chinese language)とのみ記載されていますが、事実上の共通言語は、広東語です。

9.5割以上の人が広東語を常用・理解し40%近くの人が英語を常用・理解していると言うのが現状です。

香港の政府は広東語・英語以外にも中国語の普及を目的とした、「兩文三語 (Bi-literacy and Tri-lingualism)」という政策も推し進めています。

以前は普通話で授業を行う学校は、中国共産党系または中国国民党系の学校だけでしたが、90年代から多くの学校で普通話の授業を設けています。

香港では、一般的に繁体字で文字が記載されることが多いが、返還後は政府関係の資料は簡体字で記載されることも増えてきました。

イギリス統治の時代は1974年までの間、英語のみが公用語とされていましたが、返還後も中国語に並ぶ公用語として使用され続けています。これは香港が国際自由港であったため、外国とのやりとりを行う際に英語が重要になるという背景も寄与しています。

広東語を主に公用語として授業を進める学校も出てきてはいますが、英語力の低下につながりかねないので、多くの保護者から批判を浴びているそうな、、

2.広東語とは

粤語の一方言である広州方言を基盤に成立した言語で、広州のみならず香港、マカオのほか、マレーシア、シンガポール、ブルネイの華人が使用する。

また、各国にいる華僑と華人にも使用する人はいて、欧米やオセアニアの華系社会でも主要な言語となっています。

香港では、テレビやラジオなどのメディア関連、映画、演劇、歌謡曲、新聞、雑誌、Webサイトで利用されている。

テレビ番組では基本的にチャンネル別で広東語か英語が使われており、字幕は繁体字表記の書面語が用いられています。

例)

多謝(do je)

「多謝(ドージェ)」はプレゼントをもらったときなど感謝の意を表すのに使い、買い物をしていて、お店の人がおまけをつけてくれた時などには「多謝」と言います。

A:ロ尼份係我買比你的礼物。(これ、君へのプレゼントだよ)

B:多謝!(ありがとう!)

3.その他の言語

広東語以外では、標準中国語、客家語、潮州語、上海語、閩南語、香港手話を母語とする人たちも一定数存在しています。

外国出身者では、タガログ語、インドネシア語、ヒンディー語、韓国語、日本語、タイ語などを母語とする人たちが多いです。

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