香港について

【香港のEC市場】香港人はどんなECサイトで何を購入しているの?

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香港人の買い物事情

香港の人たちは、どのような購買スタイルで、どのように・どんな時にECを利用して購買活動を行なっているのだろうか。

買い物天国香港の人たちの買い物事情についてこの記事では紹介していきます。

1.買い物天国 香港

香港といえば、買い物のイメージが強い方も多いと思います。

国際的な金融都市であり貿易や物流など中国ビジネスの入り口と言われるほどの港を有した経済大国香港、関税や消費税もなく所狭しと立ち並ぶ免税店に世界中のファショニスタたちは大喜びするだろう。

1104km2という面積の中に約720万人を超える人口を抱える人口密集地域かつその人口の大半が、ショッピングモールから30分以内の場所に住んでいて、各店舗が高度に発達しているため、ECが発達しにくいと考えられている。しかし、そんな香港だからこそECにビジネスチャンスを見出す企業も多い

なぜなら香港の人たちのスマホ・インターネットの利用率がものすごく高い、何とその割合は約63%にも及び国民の半分以上が利用しているとも言われているほど世界最高水準のスマホ利用率を誇っている。

日常的にスマホなどを利用している世代は、インターネットの利用時間が必然的に長く、ECサイトにも手が伸びやすいため、そこにビジネスチャンスを見出す企業も多い、ということだ。

2.越境ECについて

近年「爆買い」というキーワードで大きく注目されたインバウンドビジネス。

国内の消費行動が活発ではない昨今、流通業や小売業などにとってはものすごく大切な販路になっています。

それと同時に注目されているのが、「越境EC」です。少し遅れての説明となってしまいますが、ECとはelectronic commerceの略で電子商取引、わかりやすくいうとインターネットを通じて物やサービスを購入することです。

越境ECとは、インターネットを通じた国際的な電子商取引のことです。

ECと違う点は自国向けのサイトやサービスではなく積極的に海外の消費者に向けて物やサービスを販売するという点が挙げられます。

越境ECが早く大きく浸透していっている理由としては、海外に直接店舗を出店するリスクやコストがかからないことです。(本当は出店したいが、リスクとコストの面から断念する企業が多い)初期投資を減らしつつ販路を拡大できるため注目されています。

3.香港の人たちの購買スタイル

さて、それでは香港の人たちはどのような購買スタイルを持っているのか、ご紹介いたします。

先ほど述べたように香港は人口密度が非常に高く、ショッピングモールからも距離がとても近いといった買い物にすぐに行けるという状況にあります。

一昔前までは、香港はブランド品、若い女の子からお年寄りまでこぞって安いブランド品を買い漁っているというハイブランドのショッピング天国というイメージがありました。

今ではそこまでのイメージはありませんが、世界的に見ても化粧品・ブランド品・CDなど香港は価格がやすかったりするので、香港に旅行に行った外国の方々も買い物を主に楽しんでいたりします。

旺角(モンコック)や銅鑼湾(コーズウェイベイ)などのトレンドスポットはもちろんですが、ここ最近は、蘭桂坊も近い中環(セントラル)(香港のオフィス街)が盛り上がっています。

SOHO(ソーホー)は新進気鋭のデザイナーが集まる場所として有名ですが、ここ数年で商業施設が増えたり、流行りを追ったレストランやショップが次々とオープンしています。

PMQ(元創方)も古い建築物をリノベーションしてできた人気のショッピングスポットです。

このような街に住んでいる香港の人たちは、買い物が大好きです。

そしてなおかつスマホの利用率が人口の60%超なので、インターネットに対して悪い印象を持っている人は少ないのにもかかわらずEC市場としてはまだまだ伸び代がたくさんあるといった状況です。

米国よりもスマホの利用率は多いのに、モバイル・スマホでの購入となると香港は43%で、米国は46%と逆転しています。

4.香港人はECサイトで何を購入するのか

香港では、店舗のスペースは高価だが非常に狭い、小売業などにはとても厳しい現状があります。

小売業は店舗でやっていくことは困難で、単価が高く高利益のブランド品などが必然的に店頭で売られることが多くなり、ニッチな商品は店頭に並ばなくなってしまいます。

香港の倉庫には様々な中小企業の在庫が眠っており、店頭に並んでいない消費者が欲しているニッチな商品や売れるけど店舗が構えられずに埋もれている商品がたくさん存在しています。

香港の人たちは、今店舗に並べられないような商品、例えばペットや子供のためのおもちゃや雑貨などいわゆる小売物(日用品・衣料品)を求めてインターネットで検索をしています。

5.ECサイトの利用状況

PayPalによる香港の市場調査によると、2011年には146億HKDだったEC市場は、2015年には270HKDなると予測されています。

また、モバイルでの決済率はオンライン全体の10%ほどでしたが、2014年にすでに40%を超え、モバイルシフトしてきていると言えます。

今後はさらにその傾向が加速していき、なおかつスマホ利用率に伴ってECへの流入が加速していくと思われます。

eコマースウェブサイトのモバイル対応を手がけるShoplineのCEO Raymond Yip氏によると、「香港の人は地下鉄に乗ればみんなスマホを触っている。オンラインの企業サイトだけでなく、レスポンスの確かなモバイルのショップを提供しているということが成功の秘訣だ。モバイルの体験が、リアルな店舗の成功にも大きく寄与しているし、香港の企業はそこの本当の価値を見出している」と語っている。

実店舗で見つからなかったものや、実店舗に行く時間のない人が、インターネットで検索をして、ECサイトにたどり着きます。

モバイルを利用することが多い香港人にとっては、そのECでの体験が重要であり、オンライン店舗とリアル店舗の成功のポイントであるといえよう。

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