香港について

中華人民共和国香港特別行政区 香港って国?都市?

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正式名称は中華人民共和国香港特別行政区

みなさんが香港と呼んでいる国は、実は正式名称は「香港」ではありません。

そもそも香港ってどんな街?中国と何が違うの?と疑問に思っている方が多いと思います。

そんな方たちのために、正式名称 中華人民共和国香港特別行政区についての基礎知識をご紹介致します。

1.香港とは

まず、香港という名前は通称で、正式には「中華人民共和国香港特別行政区」と呼ばれています。

香港は、中華人民共和国の南部にある特別行政区(一国二制度)であり、澳門(マカオ)という地域も特別行政区に指定されています。

ではなぜ香港は、特別行政区になったのか、それは香港という地域が1842年から1997年までの間イギリスの植民地となっていたという歴史的背景があり、1997年に中国に返還されましたが、中国として機能できるには時間が必要だったためこのような位置付けになっています。

香港という名称は、珠江デルタの東筦周辺から集められた香木の集積地となっていた湾と沿岸の村の名前に由来しています。

英語や日本語でのホンコンという呼び方は広東語によるとされていて、中国語の標準語である普通話では、香港をシャンカンと発音するようです。また、中国語で別名に香江という名称もあり、略称は港です。英文での略称はHKになります。

2.一国二制度

一国二制度とは、中華人民共和国の政治制度において、本国から分離した地域を設置し、主権国家の枠組みの中において一定の自治や国際参加を可能とする制度です。

初めは、台湾との統一のために提唱された構想だったが、この制度は、イギリスの植民地であった香港とポルトガルの植民地であったマカオで実施されています。

一国二制度を実現する制度としての特別行政区であり、中華人民共和国憲法第31条によると、「国家は、必要のある場合は、特別行政区を設置することができる。

特別行政区において実施する制度は、具体的状況に照らして、全国人民代表大会が法律でこれを定める。」と規定されている。

香港・マカオは、全国人民代表大会にて「特別行政区基本法」を制定し、一国二制度を実現する制度としての特別行政区となった。

3.香港の国旗について

1つの国に必ず存在している国旗ですが、香港にも存在しています。

しかし、正式には「国旗」ではなく、「区旗」と呼ばれ、赤色の中に香港の街中でも咲いているバウヒニアという花を白で描いたものが香港の区旗です。

この色使いは一国二制度を象徴する色使いとされていて、香港の象徴でもあるバウヒニアをこの色であしらうことによって香港という国を表現しています。

中国語では通常「洋紫荊」といいますが、香港基本法の区旗についての規定は「紫荊」と呼んでいます。

しかし、複雑になってしまうのですが、紫荊は本来、同じマメ科に属するハナズオウを指すので、香港の象徴であるバウヒニアがハナズオウと訳されてしまうことがあります。

4.香港の特徴

香港の面積は1104km2で、広々としたスカイライン(空を背景として、都市の高層建築物や山岳の稜線などが描く輪郭線、超高層ビルが主となって景観を形作る人工的な地平線のようなもの)を持ち、深い天然の港湾を有しています。

1104km2という面積の中に約720万人を超える人口を抱える世界でも有数の人口密集地域となっています。実際に香港を
訪れるとわかりますが、ビルが所狭しと立ち並び、どこを眺めても人がたくさんいます。

香港で使用される通貨は、香港ドル(HKD)で、2017年2月時点の為替レートでは、1香港ドルが14円となっています。なので、大体HKD表記のものを14倍した価格が日本円(JPY)レートだと思ってください。

香港は、自由貿易地域となっており、関税など、国家の介入や干渉を受けずに自由に貿易ができる地域です。

自由貿易というのは、重商主義下の保護貿易に対してアダム・スミスなどにより唱えられたのが最初で、現在ではWTO(世界貿易機関)が貿易による取引ルールを定めていて、より自由貿易に近い状態になるように努力を重ねています。

経済の話になってしまいますが、ここの市場で完全競争原理が働いた場合、生産者と消費者は、市場価格による生産・消費によって最大の利益を享受できるとされています。

この完全競争原理を世界的に適用させるために自由貿易が唱えられました。

自由貿易の利益は、比較優位(この場合は、自国の得意な財の生産に特化すること)概念によってもたらされるものですが、関税などの貿易の障壁となるものが多数存在すると、貿易の利益は損なわれてしまい、国際分業が起こりにくくなってしまいます。

なので、例えば関税を撤廃することによって、自由貿易を行なって、世界経済全体の増大によって利益を相互の国が享受できるようになるのです。

このような地域柄もあり、香港はとても競争力が高い地域として有名で、日本の民間研究所が2016年に発表した「世界の総合都市力ランキング」では、世界7位の都市と評価されています。

また、アメリカのシンクタンクが2016年に発表した世界都市ランキングでは、5位を獲得するなど世界屈指のビジネス拠点です。

また、個人資産10億ドル以上を保有する大富豪はニューヨークに次いで世界2位の人数が存在しています。

次回では、そんな中華人民共和国香港特別行政区 香港について様々な角度から紹介していきます。

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